発達障害や発達がゆっくりで遅れがあるような場合、ベネッセ(進研ゼミ)のこどもちゃれんじを受講するのはどうなのか、気になりますよね。うちは約2年くらい発達遅れがある子供でしたが、こどもチャレンジは結果的にやっててよかった教材だったです。
子供の発達が気がかりな場合、前途多難なことで親のメンタルは相当病むかもしれませんが、負けずに子供には多く経験や学習を継続することをおすすめします。結論としてはこどもちゃれんじも療育関連も全て子供に合いそうなものは取り入れると効果は期待出来るということ!
この記事では特に「【こどもちゃれんじ】 を受講したとき、小学校5年にはどう成長しているのか」の一例として参考になれましたら幸いです。
【この記事を書いた人はこんな人】
・発達や学習に困難を抱える子供の最適な学びを日々追求
・発達支援サービス、教育方法を数多く体験
・子供に合う学びや療育を通して発達の底上げに成功
発達に困り感のある子供の学習について生後すぐから取り組んできました。発達のサポートを色々な学習サービスを使って取り組んだ経験を元に、子供の学びや学習についてリサーチしています。これまで子供の発達に何が必要か常に考えながら子供と共に歩んできました。
【この記事でわかること】
・こどもちゃれんじは発達に遅れがあっても役に立つ5つの理由
・こどもちゃれんじが合うのはどんなタイプの子?
・こどもちゃれんじが合わないのはどんなタイプの子?
・こどもちゃれんじの発達障害におすすめの点
・どの程度役にたった?どんな成長の仕方をした?
こどもちゃれんじは発達に遅れがあっても役に立つ5つの理由
①こどもちゃれんじは発達がゆっくりで遅れがあっても興味を引く内容に作られている
②発達を促すきっかけになる可能性がある
③教材を通して子供の好きなものがわかるので日常で支援に生かせる
④我が子の苦手や得意を把握できる
⑤教材の対象年齢と比較して我が子が平均からどの程度発達が遅れているのか把握できる
①こどもちゃれんじは発達がゆっくりで遅れがあっても興味を引く内容に作られている
こどもちゃれんじは音が出たりイラストが豊富だったりおもちゃが付録についてきたり、楽しく遊べる内容になっています。たとえ発達に遅れがあっても興味を持って遊べるので、楽しいおもちゃが好きな子は好きなタイプの教材と思います。
②発達を促すきっかけになる可能性がある
楽しいおもちゃで遊ぶうちに自然と身につきやすいと思います。それは普通の発達のスピードのお子さんと同じです。発達がゆっくりな子でも発達がゆっくりだというだけでその子のスピードで発達しています。
楽しい教材がゆっくりな子の興味をそそって発達を促すきっかけ作りを助けてくれる感じがあります。
とにかく多く教材に触れることが大事と考えてうちはこどもちゃれんじは常に子供の周囲に置いていました。
こどもちゃれんじが合うのはどんなタイプの子?
ボタンを押したり、言葉を聞いたり発達に必要な要素が詰まっている
・ボタンを押す動作や音声を聞いたりすることで発達に必要なことを覚える手助けになる
・イラストと音声の両方からインプットされるのでわかりやすく覚えやすい
こどもちゃれんじは遊びながら子供の発達に必要なことが自然と身に付いたり覚えられるようになっています。
発達がゆっくりな我が子はこどもちゃれんじの音声タッチペンのスイッチボタンを押して音声タッチペンのスイッチを入れたり切ったりすることを覚えました。絵本のなかのキャラクターがしゃべるセリフも音声として聞けるので自然とインプットされていたと思います。発達のゆっくりな我が子は言葉の表出には時間がかかったので、言葉を聞く機会はできるだけ多く持ちたかったので希望にぴったりでした。
興味のあるものに自分から進んで遊ぶ意思がある場合はこどもちゃれんじは親の期待通りに活躍します。
こどもちゃれんじはこどもの興味関心をひいて「やる気をくすぐり挑戦へつなげる」ことを目的に開発されているので、のんびりした我が子には半ば強引にでも楽しそうなおもちゃ(教材)に誘導することは必要だったと思います。
いわゆる発達障害や発達がゆっくりの子供には、やる気や自信を持ってもらうことが最大のカギとも言えるかと思います。ここを刺激してもらって次のステップに進むきっかけがのどから手が出るほど欲しいわけなので。
一人でも好きなもので熱中して遊べる子
・一人で熱中できれば教材に触れる回数も自然と増えるので、吸収できることが多くなる!
大人が遊びに介入しなくても一人で遊べる子だったらこどもちゃれんじはかなり力を発揮してくれるはずです。
いつでも親が子供の遊びを誘導できるわけではないので、一人で教材で遊べるタイプだとこどもが自分で学んでくれるのでその間に家事など他のこともできます。
つきっきりでなくても子供が好きなときに自ら学べる仕様になっているので非常に助かります。
こどもちゃれんじは自習型の教材として大いに役に立ちます。
視覚優位の子
・こどもちゃれんじは見て楽しいしかけや作りになっているので、視覚優位の子には最適
こどもちゃれんじはおもちゃや迷路や動物などこどもが楽しいと思って遊べるように目からの情報に訴える教材です。
視覚優位の子供なら引きつけられるような教材です。食いつく可能性は高いと思います。
うちの子も楽しそうと感じた教材のときは前のめりで遊んでいました。
教材全てに興味を示すわけではなかったですが、面白いと思ったものは繰り返し遊んでいました。
例えばうちの例でいうと動物や虫です。好きなものが学習に絡めてあるととても興味を持って眺めたり遊んだりします。うまくハマった月の教材は特によく使ってくれました。
繰り返すことで視覚から十分情報を得ていたと感じます。療育にも行く生活でしたのでこどもちゃれんじでの教材でも同じような迷路や塗り絵などもあるので療育で練習したこともこどもちゃれんじの教材でまた練習できていたと思います。
こどもちゃれんじが合わないのはどんなタイプの子?
楽しく遊びながら子供は吸収します。ですのでこどもちゃれんじにあまり興味関心が薄いと、教材の力を十分感じることができないかもしれません。
ある程度こどもちゃれんじの教材に興味をもって、楽しく遊ぶことができる子の方が当たり前ですが向いていると思います。しまじろうやその他のキャラたちにそれほど魅力を感じていないときは他の教材を検討するほうがいいかもしれません。
こどもちゃれんじが発達がゆっくりな子や発達障害の子におすすめの点
ベネッセのノウハウが集まった教材なので子供の発達の助けになる安心感
我が子も発達がゆっくりでしたが、ボタンを押したら音が出たり楽しくわかりやすい教材で難しくありません。色や数の概念を育てる基礎の教材、手洗いトイレや友達と遊ぶときのマナーなど社会性を楽しく学べる教材もあります。
子供の発達に必要なものは全部揃えてあるので、安心して頼れました。親がいろいろ必要なものを自分で考えて用意する必要がなく、全てお任せでOKなのが非常に便利でした。
こどもちゃれんじは1969年に進研ゼミとスタートして50年以上という教育に関して長年のノウハウがあります。そしてこどもの発達については30年以上のノウハウで、年齢や時期にあわせたカリキュラムを作って子供が自分で楽しくやれる内容になっているところはさすがと感じます。
実年齢と違っても子供のレベルに合わせたコース選択ができる
こどもに合わせて実年齢と違うコースに選択も可能
こどもちゃれんじは実年齢に合わせたコースでなくても大丈夫です!こどもに合わせてコース選択が可能です。難しいと感じたりしたら様子をみてコース変更を申請してこどもに合ったコースを受講するとよいと思います!
他の子供との違いを見せつけられずに済むので親のストレス軽減となる
他の同年齢のいる教室などにいかなくてよいので他の子供との違いを見せつけられずに済む
②送迎の必要がないので親の負担軽減になる
我が子と他の一般的な通常の発達をしている子との違いを見せつけられることがありません。発達が通常のスピードと違ったり困難があると、どうしても他の子と比べてしまいますし、その発達具合の違いを目の前に突きつけられるので親としては心理的負担になる場合もあるでしょう。
ですがこどもちゃれんじは自宅での通信教育となるので他の子と比べずに済みます。
これは最大のメリットです。療育などでは「他は気にせず、我が子の成長を見て誉めてあげてください」などと言いますが、我が子を他人と比べないことはやはり難しいです。中には「絶対に比較しない!」と言える人もいるかもしれませんが、まだ子供に発達の課題があることを受容できてない段階で「比較するな」と言われてできる人ってどれだけいるのか疑問です。
どうしても他人と我が子を比較してしまうので同じ年齢の子供が集まる場所が辛い、という方には通学型より自分のペースでできるこどもちゃれんじがおすすめです!
送迎の必要がないので親の負担軽減になる
送迎がいらない親の負担軽減となるので余裕が生まれる
送迎の必要がないので、時間や体力に余裕ができます。普段から療育の送迎や病院通いなど時間に追われることが多いので、通信教育のこどもちゃれんじは非常に便利です。家でこどもちゃれんじで遊ぶことが学習となるので、本当に助かる教材です。
こどもちゃれんじは役に立った?10年後どう成長した?
・支援級じゃなくても普通級のどちらでも授業を受けることができる
・学年相応の学習内容
こどもちゃれんじを受講して、小学校5年でどんなこどもに育ったかご紹介します。
結論から言うと支援級に進んで学習は学年相応の科目とちょっとゆっくり個別に教わっている科目があります。
療育先の職員さんによっては、支援学校も打診されることもありましたが支援級在籍で学校生活を送れています。
もちろんこどもちゃれんじだけでなく、療育も行きました。
ですので全てがこどもちゃれんじだけの成果ではありません。
ただし、小さいうちになんでも触れさせておくことがかなり重要と感じます。
うちの発達ゆっくりの子供は吸収した言葉などはすぐに表出するタイプではなかったので、効果をすぐに実感することはなかなかなくても、ある日突然日頃の学習の成果を見せてくれることがありました。「継続は力なり」という言葉は本当です。
周りがなんといっても子供の力を感じる場合は諦めずに親の考えを自信を持って貫いたほうが間違いないと思います。
理解してなさそうでも繰り返しているうちに我が子はできるようになってくれましたので。
子供の療育にいろんな方が携わってくださっていろんな助言をもらえるのですが、一番子供のことをわかるのは親なので、もし子供に理解している感じがあれば、こどもに合う教育方法で学びを助けることは後々大きな力になります!
大変ですが発達障害でも発達がゆっくりでも諦めずに子供に経験を多く積ませるのがおすすめです。月単位、年単位で成長しています!こどもちゃれんじがもしお子さんに合うような教材であれば、きっといつの間にか勉強している感少なめで習得したりする助けとなる可能性があります。